握るんじゃないんだ。大切なものは結ぶんだよ。

おにぎりカフェなんてへんちくりんなものが
最近身近にあるのだが。
おにぎり幼稚園から
おにぎり大学までの英才教育を受けた後、
おにぎり先生のところで秘書をしながら勉強をし、
政党はおにぎり党で出馬。
見事当選の後も派閥はおにぎり派
といった私がその店に行ってきたぞ。




具も米もかなりこだわっている様子。
米は千葉産のコシヒカリ
確かにうまい。
東京で貧乏人が生きていく中で
数少ないいい米との出会いだ。
しかし、コシヒカリじゃないんだよ君。
冷めて覚醒する
ササニシキを忘れてもらったら困る!
東京に出てきて
本当にうまいコシヒカリの驚異というものを感じはしたが
私は根っからのササニシキ派。
特におにぎりといった
作ってから時間がたって食べるものに関しては
他の追随を許さんはず!




まあ米の話になると長いので。



塩っ気は全体にまんべんなく行き届いていて
なかなかいい感じだ。
が。
作っている人を思い浮かべると
なえる。
というかイヤになる。
だってまんべんなくってとは
ねぶり回してるってことでしょ?
そうだよ。
あのレジの女の子に握らせなよ。
そしたら毎日行く!
いっそいろんな女の子雇って
写真付きで売るってのはどうだ?
「私が握りました」的な。
んでそうやって棚に陳列してあって
その中にはものすごく不格好なおにぎりがあったりするんだよ。
そう美咲ちゃん(仮名)が握るおにぎりはいっつもそうなんだよ。
んでとんでもなく塩っ辛くて。
具なんかはみ出しているし。
美咲ちゃん(仮名)は不真面目なんじゃなくて
ものすごい不器用なんだよ・・・・・・
でもね。
でもね。
美咲ちゃん(仮名)はけなげに毎朝毎朝握るんだよ!
一生懸命!
そんなな!
そんなおにぎりをなあ!
敬遠して別の作りのいいおにぎりを選ぶなんて事が
俺には出来ないっ!!
俺には・・・・・・・
俺には出来ないんだよっ!
毎朝買ったたる!
毎朝食ったるよわし!






そんなネタが昔王様はロバにありましたね。
あの漫画好きだったなあ。







んで具の話。
定番ものから
今はやり(もう下火?)のラー油やらまで
バリエーションが豊富。
しかし俺は言いたい。
声を大にして言いたい。
おにぎりは
具を食べるものなのか、
米を食べるものなのか、
どっちなんだとっ!
そのおにぎり屋さんのおにぎりは
具と米の割合が6:4くらい。
食べると具が主張しすぎる。
いやいやいや。
こんないい米つかってんだから
3:7でも十分うまいよ!
おにぎりはねえ、米を食うもんなんだよ!
実際ここのおにぎりの具は
相当うまい。
かなり選んで居るんだと思う。
定番の梅干しもコンビニみたいな安い味じゃなくて
とろっとした梅肉特有の
いい味が出てるし。
でもだからこその3:7なんだよ。
殺すためにあらゆる兵器を持ち込むのはトゥーマッチ。
ナイフ一本でも戦争を終わらす事は可能なんですよ。
最近曲を作るときに心掛けているけど。




個人的にはのりの使い方のバリエーションも出して欲しかったなあ。
べちゃべちゃもぱりぱりもうまいんだよなあ。






というわけです。
この店、本当に頑張って欲しい!
おにぎり!






ついでに。
小学校の時、女の先生が言ってた「おにぎり」の言葉の由来。
「おむすび」と「おにぎり」の違い。




大昔お父さんとお母さんがいました。
お父さんは毎日外で仕事をしています。
お母さんは家で子を守りながら雑事をこなします。
朝、お父さんが家を出るときに
お母さんはお父さんの身支度を手伝います。
お弁当が入った風呂敷をお父さんの身体に
たすきがけに結びつけます。
そのときに「今日も無事で」という願いを込めながら結びます。
そのときの結び目がおにぎりの形をしたたんだそうな。


だから、
食事として出されるその大勢が作ったものを「おにぎり」、
お母さんがつくる思いがこもったものが「おむすび」なんじゃないかと。



てかこの話、絶対創作だよねこの先生の。
当時は納得したけど今考えるとなんだか。
でもこの感覚は好きだったりします。









おにぎりだけでもまだまだ書けるが今日はこの辺で。