引越しをする

中途半端な時間に仕事が終わり
始発を待っているところ。
もさっとしてる。俺はもさっとしている。
あと3時間も早く起きれば
終電で帰れたのに。
がっちがちにこった肩を、てもみんでほぐさなければ
終電で帰れたのに。
そしてきっと明日は遅刻するんだ。
ああ悪循環。




明日でとりあえずけり。
まだまだいろいろ残っているが
おっきいものは片がつく。
もうひとがんばり。



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ところで、長年過ごした野方を去って
都立家政に引っ越すことになった。
隣の駅だし(しかも駅間も比較的短い)
通勤で使う駅も多分変わらないくらい
ミニマムな引越しではあるが
今はワクワク感でいっぱいである。




今度の部屋は広い・安い・楽しい!!!!
なんせ商店街のど真ん中だ!!!!
なんで今まであんな部屋に住んでたんだろう?




思えば今の部屋は諸事情により慌てて借りた部屋だった。
内件もせずに速攻で決めたからダメで当たり前なんだけどさ。
それからは2年更新の呪縛の中、
万年金穴の俺はシーズンが来るたび「引っ越す」と言ってみるものの
結局普通に更新してしまうループの中、
気がつけば早10年。
俺の20代中後半はいろんな意味でもったいない部分が多かった。
とつくづく思う。




都立家政で契約した帰り道、
大雨に降られて、傘差して野方をぶらぶらしてた。
野方は今でもとても好きな街だ。



野方の商店街はやっぱりでかい。
私鉄であれだけ大きな商店街ってなかなかない気がする。
いっぱい飲んだし、いっぱい食った。
なくなってった沢山の店を思い起こしながらぶらぶら。
あの店ではおっさんと飲んだなあとか、
あのビデオ屋に柳沢にエロビを買いに行かせたなあとか、
あの店では見知らぬ若者と朝まで飲んだなあとか、
ラーメン屋とか、ちょっと太った菅野美穂似のお姉さんがいる飲み屋とか、
大好きな大三元のラーメンとか、野方ホープとか、
パチンコ初心者のころに通ったパチンコ屋とか、
休日の暇を埋めてくれたゲーム屋さんとか、
沢山の時間を過ごした漫画喫茶とか、
たまにお世話になったスタジオとか、
無駄な買い物をたくさんしたリサイクルショップとか、
あれこれあれこれあれこれあれこれ。
たっくさん。




感傷的な気分になったので一杯飲んで帰る事にする。
昔はラーメン屋さんだった焼鳥屋さん。
ラーメン二郎について熱く語り合って帰路。
フワフワした気分で歩く。
やっぱり思い出がありすぎて
なかなか一口では言い表せない。
10年って長いな。




実家の次に長く住んだ土地だけど
ようやく卒業することができそうだ。


















これいいなあ。



都立家政はこじんまりとしているけど
なんかいい感じで、
きっと楽しいと思う。
新しい街。
新しい暮らし。







しかし、まだ、まったく、ちっとも、
準備をしていないのだ。
手伝いに来てくれる人、すまんがよろしく頼む。