墓場まで

結局退職することとなり
本日付でもう終わり。
少しだけ間があるけど
またすぐ新しい職場での仕事が始まる。




風邪引いて頭がぼーっとするけど
今日は飲み会やってくれるみたい。
夏から年末にかけて仕事していた
代理店のディレクターさんも呼んでるみたい。
年下でほんわかしている人だ。
でかくて細くておしゃれさん。
理想を持って仕事に取り組んでいる姿勢が
なんだか尊敬できる。




次の仕事のことは会社には内緒にしているが
この人には話そうかと。
またいつか一緒に仕事したい。
若い人間だけで仕事した経験が初めてだったからな。
思い入れがある。
振り返ってみれば本当にクソみたいな会社だったけど
最後にそんな仕事ができてよかった。
結果できあがったものはイマイチだったけどな。





のんきな性格な俺だけど
いよいよこの先の人生のことを
まじめに考えないといけないタイミングだと思う。
遅すぎるという意見もあるが・・・。
本当にこの仕事でいいの?
大丈夫?
ともう一人の自分が言うんだけど
だからっつって他にできることないしなあ。





小さいところでしかやったことがない弊害で
業界の先輩のサンプルケースが少なすぎる。
生き方が正直見えづらくなってきているこの頃。




こないだ立ち飲み屋でいろいろお世話になっている
カメラマンさんと偶然会った。飲んだ。
カメラマンさんはフリーデザイナーの方と一緒に飲んでいた様子。
二人とも50歳は越えている。そして二人とも仕事がないと嘆いている。
せっぱ詰まっている雰囲気が少しだけ悲壮感。
若い頃はがんがんやっていた人たちだと思うが
技術の進化が激しいこの業界の今日では
あんまりうまい人たちではない。
それは仕方がないことかもしれないし、
怠慢が生んだ事態なのかもしれない。
年をとっても技術を更新させていくことに
きちんと取り組んでいる人もいる。
ただ、相対的に見たとき、
それは当たり前の姿なのかもしれない。
第一線での仕事は賞味期限がある気がする。
経験値だけが絶対的ではない世界なんだ。
それは腐れクリエイター崩れの大社長を見てきたからよくわかった。






んじゃどうしたらいいの?
ってところを、ずっと意識してやってきたつもりだけど
やっぱりそれはそれでものすごく難しいことだったり。





もう少しこのままでこの世界でのスキルを上げることを念頭に。
がんばるよ。仕事。






みんな打ち合わせにいっちゃったから一人でスーツケースに荷物詰めてる。
会社になんでもかんでも置いてるとこういうとき苦労するよなあ。
明日から数日間はプータローだあ。
ああああああああああ。