ばっどぶれいん!!!

超マニアックなレンタルCD屋を紹介してもらい
10枚ぐらいまとめ借りする。
バッドブレインズや
古いプロミスリングや
ジョーブレイカーや
日本脳炎まで借りて御満悦。
時間がなかったからって
今まで買うほどじゃないけど
絶対聴きたかった音源を片っ端から手に取り
気がついたらパンク&エモなラインナップになってて
故郷の方角にむかって
「PUNKS NOT DEAD!」と
叫びたくなりました。



んならね。
見覚えのあるバンド名のコーナーがあって。
山形でやってたときの
盟友バンドだった。
クソみたいなバンドしかいなかった片田舎の山形で
本当に凄い音楽をやってたdinner。




とあるライブで偶然発見して
客として聴いて
がっつりやられた。
んで興奮気味に控室に忍び込み
「なんでこんなクソみたいなイベントでやってんすか?
おかしいですよ。あんなにカッコいいのに。
俺の企画出てください。」
って血走った目で乱入。
したらそののち脱退する事になるドラマーの方が
「そのイベントってどうせ
若い奴等がガンガンモッシュしたりするようなイベントなんだろ?
俺らもうそういうのイヤなんだよ。」
って言われた。
彼等の音楽に完全にやられてスイッチが入ってた俺は
「ダイジョウブ。オレガ ヤラセマセンカラ。 ヤルヤツ ハ オレガ ミンナブッコロシマスカラ!」
と今考えると最悪な殺し文句で口説き落し
一緒にライブをやるよいになった。
少し年上だった彼等は
生活の基盤になる仕事に支障がないように活動していた。
凄いなと思った。
まだ学生だった俺らにも
それがどんだけ大変な事か薄々わかっていたからだ。
んで俺らはそんな地元をぶん投げて上京したわけだ。





それからもう七年ぐらい経ったのか。
俺らのバンドなんで忘却の彼方なのに
dinnerはまだやってたわけだ。
んで東京にまで名前が聞こえて来てるわけですよ。





散々メンバーが変わっても
dinnerという名前を守りつづけてる大場さん。
本当に尊敬してます。
たまに連絡あるけど
恥ずかしくて返事できなくてごめんなさい。
俺は折れ曲がってクシャクシャだけど
なんとか活動の火種は保ってます。
できることなら
いつかまた共演したいな。





本当に正しい方法で続ける事、辞めない事が一番と美徳だと思うんだよ。
それでもダメになった人を俺は知らない。







とか突然鬱屈状態になって
レンタル屋を紹介してくれた先輩と
歴史バーに行く。
今日はアートバーだったみたい。
俺の事知ってるとか言ってたバーテンは絵描きらしい。
アサチャン&巡礼の「花」を流してる。
喋り好きのオサレなおっさんの話を聴きながら
ゆらゆら。




まだまだ。
まだまだ。