中野原風景

越えないといけない壁の高さと数に
いささか辟易しながら週末突入。
朝まで仕事してたの久し振り。
体というより心が少し疲れてる。

夕方まで悪夢にうなされながら爆睡したあと
中野をぶらぶら。
ミニ四駆を探してる。
ブロードウェイへいったけどなかった。
前置いてあったんだけどなあ。
ブロードウェイの中に
美味しいカレー家があったのを思い出して探したけど閉まってた。
何故だ！何故おれを拒絶するブロードウェイ！！

駅前で一服。
「ディスクユニオン中野店オープン」
とのプラカードをもつお兄さん。
話し掛けて場所を聞き急行。

あーほんとにある！
すげえ中野にディスクユニオンできてるよ！
残念ながら新譜は置いてないみたい。
中野にはレコメンツもあるんだけどね。
彩りが…！

実は夏までに引っ越しを考えてて、
中野から出ることも想定してたんだ。
でもこういうことあると
なんか別れがたくなっちゃうよ。
ここの真人間がいない風景が好きだ。
それはおれの東京における原風景のひとつだった。
場所によっては真人間しかいなかったりすんだけど。
良くも悪くも住み分けがうまい都市だと思う。

中野がおれを咥えこんで離さない！！！

んで初期ハードコアからキングクリムゾンまで幅広く大人買い。
そのラインナップはませた中学生テイスト。
デットケネディーズが楽しみだ。
貧乏人はぶっ殺せ！

んで、お気に入りのラーメン屋で一杯。
ラーメンしか食わせてくれないような不親切なとこじゃない！
ラーメンもつまみも最高なんだよ！
となりは得体の知れない人相のおっちゃん。
真っ赤な顔で酒飲んでる。
異様に細いラインの顎鬚。
全体のバランスがわからないタイプだ。
そしておれもそのタイプだったりする。

少しふらふらで
中野通り。
ピンクい提灯がずらーっと並んでいる。
もう東京で何回目の春だろう？
桜はまだつぼみのままで。
明日が開花予想日らしいが。
確かな生命力を感じる。

大昔フラれたけど、大好きだった人みたいな
なんだか居心地が悪いけど
ずっと見守っていたいような
不思議な感覚になる。
あんなに綺麗に咲き誇るくせに
すぐにいなくなっちゃう。
その後の青葉のはっと
夢から覚めるような美しさも
好きなんだけどね。

この季節を一年始りにした
日本人の感覚は罪作りだ。
出会いやら別れやらを
強烈に刻みこまれる。

そんなこんなです。
あうあう。