おい!ひっぱんなって!ぐおっ!

●金曜日


家で一人飲み。
おい!酒は控えるんじゃなかったのかよ!!







・・・ういー。
発泡酒考えたやつは偉いと思うぜ。
実際。ういっ。











●土曜日


10時に目が覚める。
うだうだパチンコをやってるとき
スタナーから電話。
夜に飲むことになる。






新宿に移動。
またパチンコ。
廃人時代に新宿で働いていたんだけど
やっぱり新宿に来るとその時のことを思い出す。
あいつ元気かなーとか。
ん?
あれ?
俺まだあいつに金返してねーな。
と思い出し、TEL。
奴は歌舞伎町の男ですから。
すぐ合流して金を返す。
つっても偶然だけどさ。





一年近く借りっぱなしだったから
さすがに申し訳なくメシでもおごるよ?
って言ったんだけど
いい、いいって断られた。
んー。良い奴だ。
奴の方が結構年下なんだけど。
昔っからかばわれっぱなしだ。
んで、お好み焼きを食いに行く。




その仕事は夜中の仕事だった。
だから仕事帰りに一杯ってなると
なかなか飲める店がない。
歌舞伎町ではほぼここの
お好み焼き屋だけと言っていいと思う。
その上のつぼ八とか
思い出横町でもよく飲んだけどね。




久々だったから色んな話をする。
瓶ビールは黒ラベル
新宿って感じだなー。(あまりリッチではないが)
しかしこの男の脳みそとくそ度胸には
少しだけあこがれてしまう。
こんなにくるくる回転できりゃ
もう少しちゃんと仕事できるだろうなー。






その後スタナーと飲む。
今度は西口方面。
かあさんという店。
ここは気持ち割高だけど
味付けが東北な感じで癒される。





もろ理系のパソコンのネットワーク構築の作業の中にも
ロマンシズムが存在するという。
そんな人がいるという話を聞いた。
人と人とのコミュニケーションにも
言語というものは必要なものだ。
そう考えればPCとPCを結ぶために言語が必要なのも納得できる。



先週詩の人と論文の人の話をしたけど
結局はその人自身が捕らえている世界の中では
理系も文系も
詩も論文も関係ないのかも知れない。
ただ世界があるだけだ。そいつの脳みその中にそいつだけの。




だからこそ客観性が重要なんだろうけどね。
あうあう。
なんだか当たり前の話なのか?












酔っぱらってビデオを返し忘れる。
いてー。












●日曜日



出勤。
イベント。
眠い。



生まれて初めて
着ぐるみを着ることになる。
○○くんというキャラクター。
おれがんばった。
がんばって三頭身になった。
顔の半分が目でできてる巨大な頭かぶった。
子供の夢を壊さないように街はずれで着替えた。
代表は爆笑してた!
代表はスーツ姿なんだけどキャラが濃い。
出で立ちは、とりあえず気質ではないかんじ。
二人で並んで歩くと
たちの悪いサーカスみたいだった。
どこか遠くに売られていく俺。
みたいな絵。
なんだか悲しくなり中指を立ててみる。
「お前子供の前で絶対中指立てんなよ!」
たしかにしゃれにならん。
親たちが大勢いる。
失敗は許されない!
とりあえず着ぐるみを壊すわけにはいかない!
ついでに子供の夢も!





広場に着く前にちいさい女の子に会う。
号泣。
なんとかご機嫌をとろうと
一生懸命コミカルな動き。
泣きわめき親にしがみつく女の子。
あああああ。
こんなんで俺やれんのか?
早くも息切れ。



広場に到着。
うわあああああああああああああああああ!
あっという間に子供が俺に群がる。
殴る。
蹴る。
足を踏まれる。
頭をぐりぐり引っ張られる。
あううううううううううううううううううう。
身動きがとれん!
「これ中になんか入ってんぞー!」(原をばんばん叩きながら)
「口のとこから中見えるぞ!」(口に無理矢理手を突っ込みながら)
「この腕取れるぞー!」(手をひっぱりながら)



はやくもいっぱいいっぱい。
それでも仕事を全うしようと
何かアクションをとろうとしたけど
頭より内側、特に抱きつかれてたりすると
完全に死角になり、動くと危ない。



代表が俺(というより着ぐるみ)を守る為に必死になってる。
(頭をとろうとしてるやつに)
「お前も同じ事されたらいややろが!?」
(○○くんの中の人の名前なに?と聞かれて)
「○○くんじゃい!!!!」
多分もっとソフトな言い方だったろうけど
俺には一瞬そう聞こえました。








うんうん。
君らの気持ちはわかるよ。
子供だましに腹立ててんだろ?
でもおっちゃん仕事なんだよう!
かんべんしておくれよう!
数分で汗だく。はあはあはあはあはあ。
頭重い!







中には握手してほしくて恐る恐る近づいてくる女の子や
「○○くん、だあいすき!」
といって抱きついてくる男の子もいたりして
やっぱり基本的に子供はかわいいなと思いましたけど。






「おっちゃんな。今こんな格好してるけどさ。
名刺の肩書きはデザイナーなんだよおおおおうう!」
と心の中で、センスのなさ丸出しの叫びを繰り返してましたよ。
やけくそぎみにずっとゴーゴーダンス踊り狂ってやりましたよ。









ほんと、保母さんとか着ぐるみの中の人とか
凄いと思った。俺無理。
















そんなこんなで明日からもう仕事。
あいやいやいやいや。













White Trash Two Heebs & A Bean

White Trash Two Heebs & A Bean



帰り道。
焼き肉やら寿司やらなんでもかんでも
食べ放題の店にみんなで行った。
またもや子供。
店中に家族連れがいて
全部セルフサービスなもんだから
ぐちゃぐちゃ。
寿司なんて原形をとどめてない。
肉はすげーまずい。
昔はこういうでぜんぜん満足だったのに。
近くに席に東南アジア系の一団がもくもくと
寿司を食いまくってた。
いい喰いっぷり。
多分この人達の喰い方こそ正解だ。
何故かファットマイクをこの店につれてきて
「ジャパニーズジャンクフード」っつって
喰わせたい、と思った。
きっとファットマイクが理想通りの人なら
この人達みたいにがっつがつ喰いまくるはずだ。
ウィットに富んだアメリカンジョークを挟みながらね。(100%妄想)