粛々と

暮れていきますね。
お金持ってる人もお金のない人も年の瀬です。
東京のさまざまな人に「よいお年を!」と
擬似的なお別れを言っているここ数日。
明日から実家に帰ります。
今年最後の投げっぱなし日記です。



年の瀬はとても好き。
クリスマスが終わったあたりから
頭の中で教会にあるような鐘とラッパの音が
ずーっとなり続けてます。
どんな音楽よりも、強い。
晦日が終わるまで毎年なり続けるんです。
今年どうしようもなかった人にも
最高だった人にも
平等に鳴る鐘の音です。
正月になるとぴたりと鳴り止みます。
だから静寂の正月はつまらんのです。
終わり際だからいい。
擬似的な終焉。
平等なこの世の果て。



どうか来年も粛々と過ぎていきますように。
どうかどうか、傷つくことの少ない年でありますように。
俺の知っているすべての人が
粛々とまた一つ、年を重ねられますように。
粛々と。
特別は望みません。
また幸せな年の瀬をむかえられますように。



ぱーぱーぱぱぱあー
ぱぱぱあーぱぱあー
ぐおーん
ぐおーん



またね。