アウトサイドの人

前田日明の「ジ・アウトサイダー」がすごかったらしい。
http://www.rings.co.jp/outsiter_top.html
実は最近気になってしょうがない。
というかここ数ヶ月で見たいろんなものの中で一番面白い。
リアル・グラップラーバキ!!




総合格闘技のアマチュア大会として企画されたイベントなんだけど
キャッチコピーが
「不良達ヨ、覚醒セヨ。繰リ返ス。不良達ヨ、覚醒セヨ。」
という物騒なもの。
不良を集めてステゴロ勝負させるというイベント。
不良と呼ばれる人々に格闘家という夢を与えて更正させるということと
次世代のスターを発掘するのが目的みたい。




んで一回目になった3月の終わりの大会。
結局本当にバックボーンなしのストリートしかしたことのない選手は
2〜3人だけであとは経験者ばっかりだったみたい。
その2〜3人の中に大物がいた。



瓜田純士
http://ameblo.jp/junshi-urita/
今日の一番紹介したいところはこの人のブログだったりする。
是非ゆっくり読んでみて。
特に3月中盤(14日)から現在ぐらいのところが異常に面白い。
プロレス/格闘技好きの人は
前田やエンセンとの逸話で楽しめるし
そうじゃない人も十分楽しめるぐらい
人間的な魅力や尋常じゃないエピソードに満ちている。
この人自身が成長したがっていて
ものすごく苦悩していて
色んな過去と向き合って
それでも試合に臨んでいく姿に
ありきたりな表現だけど
凄くヤラれた。





俺は何と言っても
「人と人がお膳立てされた場所で合法的に殴り合う」
事の根元のようなものを感じた。
その場所に立つということが尋常じゃないことを思い出した。
心の移り変わりみたいなものが生々しくブログの中で表現されていて
何回か泣きそうになった。
暴力に生きてきた人間だって
やっぱり怖いものは怖いんだな。
それじゃなくてもこの人は
ものすごい重圧を自分に課して闘ったんだと思う。
そんなにしてまで闘ったこともすごいが
それもきちんとブログで表現できていたことも凄いと思う。
へたなプロの格闘家よりもよっぽど凄い。
最近の格闘技は軽くなりすぎてるんだと思った。




とにかくいろんなことを考えられさせられた。
格闘技の枠だけでは語り尽くせないっていうか。
maruさんが旅立つ直前に中野のトリスバーで話してた
「論」の話も思い出して、また考えてみたりした。



格闘技好き的には
瓜田氏が出場選手の大半が格闘技経験者と知った日のブログなんか
前田に駐車場でのノーピープルマッチの挑戦状書いてたし(かなりまじで)
エンセンにケンカ売ろうとした話も最高だった。
(インパラを持ち上げて怒り狂うエンセン



弱音を吐いた瓜田氏に
「本当はみんな弱いんだよ」
っていった前田のエピソードにはかなり泣けた。



是非格闘技に興味がない人にも読んでもらいたい。
(痛いぐらいすすめまくる自分がちとうざい)