しろがね

ああああ。
今日休みになったんです。
ドネと飯食った後一人マンガ喫茶


ついにからくりサーカスを読破。

からくりサーカス (43) (少年サンデーコミックス)

からくりサーカス (43) (少年サンデーコミックス)



今腑抜けになってます。
おもしろかったー。
泣けた!
全体通すと長いかな?
って思ってたけど
作者があとがきに書いてた通り
無駄がない!
とにかくストーリーが計算されていると思う。
こんだけの長さなのに
初めから計算されて書かれた漫画だと思う。
でもフォーマットは少年漫画。
昔はこの人の漫画だめだったんだけどな。
大人になって良くなるとは皮肉な話で。



この漫画は最新鋭じゃないし、
革新的でもない。
けど、ものすごく丁寧だ。
その場しのぎの漫画とは違う。
高揚感が作中途切れない。
ここ数年で読んだ漫画で一番っていってもいいと思う。
この連載に9年かけたらしい。
ものを作る時一番楽しいのは作る直前だったりする。
こんなの作ろうとか
あんな感じにしようとか考えている時が一番楽しい。
だから作者は9年も残りの地道な作業をやってきたわけだ。
そういう人のことは無条件で尊敬してしまう。
ただの連載漫画には感じられない
「自分の作品に対する愛情」が感じられる。
前作の「うしおととら」もかなり面白かったけど
この作品は単純に前作を倍がけしたような感じ。
着実な人は着実に成長してくんだな。




一気読みすんのはかなり体力がいるので
3回ぐらいに分けて読むことをオススメします。
あと少年漫画ということを忘れずに。
おれはワンピースよりは好き。
ワンピースも好きなんだけどね。



6〜7巻あたりからストーリーは加速していくんだけど
それまでの比較的のんきな流れも好き。
それが最後のほうで利いてきて.....

かつてこんな悲しい少年漫画があったろうか?
大人でも高揚する少年漫画。

最終巻までおれは満足でした。




オン・アンド・オン

オン・アンド・オン


隙間にぴったり張り付く。