遠い匂い

三月ですね。
なんだかやんなる季節だ。
空がすかっっっと晴れてるのに
なんだか気分は晴れない季節というか。




三月の終末は、十二月の擬似的な終末に比べると
あまりに完璧じゃないからだ。
だから、やたらと現実だけが浮き出される。




昔「三月」という曲を書いた。
あれから十年経つのか。
バンドを立ち上げた時に用意した曲。
思えばあのバンドよりも今のバンドは長くなってしまった。







あんまりおいてくなよ。
ちょっとだけでもまっててくれよ。









ライブが終わって燃え尽き症候群
仕事が今までで一番忙しい。
そんな中で準備不足のままで出て行った。




今までは、いくら忙しいと言っても
意外としっかりと準備していく方だったが
今回は俺が一番準備不足だった気がする。



生活と音楽。うまくバランスを取っていかなければいけない。






そんな中、モチぺーションだけは上がってきている。
全然知らない、キャリアも技術も遙かに上の人たちと共演し
その中で様々な人に感想を聞かせてもらったりすると
なかなか、これがおもしろい。





よく曲調が複雑だとか言われるけど
複雑だからすばらしいとは俺はみじんにも思っていないわけで。
むしろそれは技術至上主義と同じなんだと思う。








いくら表現力がつたなくても、
伝わる人には伝わるんだなあと。
そんあふうに思える事を言ってもらった。
俺らがやるそれが高尚だとか、
そんな風に感じているわけではないが
俺らなりの意図があって、
それでやっているわけで。
初めて「ああ、少しだけだけど伝わってる」という実感がもてた。









いわゆるロックやいわゆるパンクをやりたいんじゃない。
心情風景の情景描写。
俺のこのバンドのコンセプトはぶれてない。
戦い方が分かってきて
自在に曲が書ける感覚になってきた。








もっとたくさんの曲をつくりたいな。
んでたくさん人前で演奏したい。
たくさん酒を飲んで、いろんな話をしたい。




そうやって生まれたコミュニケーションは
若いときには分からなかったけど、
ものすごく大切なものだと思った。










今年も頑張ろうバンド。










そうだ、しんじ見に来てくれてありがとう!
今度ゆっくり飲もうぜ。
















Soft Bulletin

Soft Bulletin



この季節にきくとがっつりやられる。